辛味はスコヴィルという単位で表します。アメリカの薬理学者スコヴィル博士が測定法を考案したことからつけられました。スコヴィル値は、唐辛子の辛さを量る単位である。トウガラシ属の植物の果実にはカプサイシンが含まれ、このカプサイシンが辛味受容体の神経末端を刺激する。
・開発当初は、トウガラシのエキスの溶解物を複数(通常は5人)の被験者が辛味を感じなくなるまで砂糖水に溶かし、その倍率をスコヴィル値としていた。
・近年、高速液体クロマトグラフィーによりカプサイシン量を直接量るジレット法が開発された。機械測定したカプサイシン量の数値をスコヴィル値に変換し直して表記する方法が一般化している。